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齋藤飛鳥をエースとする運営の戦略は?遅咲き1期生最年少センターの役割

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5月29日発売の乃木坂46の23rd「Sing Out!」で4度目のセンターを務める齋藤飛鳥。もはや次世代エースでもありませんよね。

年下の後輩メンバーが多くなってきたとはいえ、齋藤飛鳥は2019年4月現在でまだ20歳。お姉さんメンバーと呼ばれるにはまだまだ若いです。乃木坂46は、白石麻衣ら1期生の年長組も多く在籍してますし、人気はあるのにまだ日の目を浴びていないメンバーも多数います。

ではなぜ、運営は齋藤飛鳥をエースとしたのでしょうか?

かわいいからだよ!

というのは前提として、それ以外の理由について考察していきます。

出典:https://realsound.jp/2016/08/post-9009.html

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若手の成長と1期生選抜常連組の在籍

2019年現在、乃木坂46は大きく変化を遂げようとしています。まずは、3期生が次々と選抜入りを果たしていること。

今回、齋藤飛鳥がセンターを務める23rd「Sing Out!」で選抜された3期生は8人。2期生からの選抜が過去最多の23rdですが、3期生からの選抜も過去最多となりました。そして、初めて1期生の選抜人数が選抜全体の過半数を割りました。

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24th以降、4期生が選抜入りする可能性も考えられます。4期生も着実に人気を上げてきていますし、若手は確実に育っています。3期生や4期生のセンターやフロントが当たり前になるのも、そう遠くはない将来なのかもしれません。

とはいえ、3期生や4期生ら若手が完全にメインとなるにはまだ時期早々です。表題曲で白石麻衣がフロントから外れたり、生田絵梨花や秋元真夏がアンダーとなるのも現実的ではありませんよね。

1期生の選抜常連組が在籍しているうちは、彼女らがグループの先陣を切っていくでしょう。



遅咲き1期生最年少・齋藤飛鳥の役割とは

生駒里奈、西野七瀬とセンターを務めてきた1期生が相次いで卒業した2018年。白石麻衣の卒業もいよいよ本格的に現実味を帯びてきました。しかし、後輩育成は必要不可欠です。

その対策として、年齢的には若いけど経験のある1期生が前に出る必要があります。その第1候補に相応しいのが1期生最年少である齋藤飛鳥。

齋藤飛鳥は、デビュー当時アンダーでの活動が多く、選抜に入れても3列目と前列に行く機会はありませんでした。ちなみに、この当時から人気が全くなかったわけではありません。

しかし、15th「裸足でSummer」でのセンターでその人気は一気に加速。遅咲きの花を見事咲かせました。

そして、瞬く間に乃木坂46トップクラスの人気メンバーへ成長。今や乃木坂46の新・御三家なんて声もありますよね。

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こうして遅咲きの花を咲かせた齋藤飛鳥は、人気と経験の両方を兼ね備えています。しかも、1期生最年少で年長組でも若手でもない齋藤飛鳥は、年長組卒業と若手育成における潤滑油的な役割も出来ます。実際、その役割を果たしていますよね。

「逃げ水」で大園・与田がWセンターを務めた際、いい先輩になるつもりは更々ないとブログで語っていましたが、彼女なりの接し方で後輩とも距離を近づけました。与田ちゃんの首を絞めるなんてのは、先輩後輩の関係でありながら年齢が近い飛鳥ちゃんだからこそ出来たことだと思います。アイドルに限らず、年齢が近い先輩は後輩にとっては非常に貴重な存在ですから。

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故に、1期生最年少の齋藤飛鳥は「年齢的には若いけど経験のある1期生」としてエースという役割を最も果たすべき存在となったのではないでしょうか。個人のタイミングはあれど、年齢順から卒業という暗黙のルールが存在していると仮定すれば、齋藤飛鳥の乃木坂46卒業はまだ先です。末永いグループ在籍が確約されていて、なおかつ経験も豊富なメンバーがここまで人気を上げたのですから、もはやエースにしない理由がありませんよね。

遅咲きセンターだからこそ出来ることと考えれば、デビュー時にアンダー中心だったことも大正解ということになります。

また、齋藤飛鳥をエースとするのは後輩の育成だけではありません。当然、齋藤飛鳥自身の成長に対する期待も含まれているでしょう。実際、「裸足でSummer」でセンターを経験してからの齋藤飛鳥の成長度合いは予想以上でした。「裸足でSummer」での選抜発表では「私のせいで乃木坂46が売れなくなっちゃう」と泣いていた彼女が、23rdでは不安を口にしながらも「どーんと構えていたい」と頼もしい発言をしていましたね。

齋藤飛鳥をエースとすれば彼女の更なる成長は確実であり、そうなれば後輩メンバーの成長にも繋がるという相乗効果を運営は期待しているのではないかと思います。



齋藤飛鳥が抱えるエースとセンターの重圧

出典:http://nogizaka46tiyo.com/archives/asuka-center/

エースとしてグループを引っ張りセンターを務めるとなれば、センターの重圧を背負うこととなります。23rdでセンターに選ばれたことに対し、齋藤飛鳥は「不意に与えられたポジションに怖くなったし、なんとなく逃げたくなったし、これは私自身にかけられている「期待」の形ではないからと跳ね除けたくなった」と弱音を吐き出しました。

センターの重圧はセンターを務める物は誰しもが経験することでしょう。生駒里奈然り、白石麻衣然り、西野七瀬然り。それは、センターを務める物の宿命と言っても過言ではないと思います。

しかし、齋藤飛鳥が今抱えるセンターとエースの重圧は歴代センター達とはまた違った重圧だと思います。何故なら、齋藤飛鳥は同期の1期生が安心して卒業できるように、そして後輩メンバーを引っ張っていけるようにならなくてはならないのです。今の乃木坂46と未来の乃木坂46の両方を背負っている彼女の重圧は、決して1人で抱えきれるものではないでしょう。

彼女は本来率先して引っ張っていけるタイプではありません。「情熱大陸」に出演した際も、白石麻衣から「これからの乃木坂を引っ張る存在」と言われた時、それを否定していました。

選抜発表でバナナマンさんがいつも言っているように、センターだからといって1人ですべてを背負うわけではないはずです。大きなお世話とは思いますが、どんどんメンバーを頼っていいのではないかと思います。そしてファンも、彼女の抱える重い荷物を少しでも持てたら…とも。



まとめ

1期生最年少だった齋藤飛鳥も成人し、2019年8月10日には21歳を迎えます。センターやエースに遅咲きなど関係ありません。

経験がありながら若いというのはほんと貴重です。もちろん本人の負担とならない程度で、4期生と先輩メンバーの掛橋的存在になって欲しいですね。

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